イーラーニング研究所のアンケートによるとキャリア教育に足りないものは職業体験が僅差ながら最も多くなりました。それもまた重要と考えますが、私の意見はイーラーニング研究所と違います。まずは「身の程を知れ」から始めるべきと私は考えます。

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「身の程を知れ」の正確な意味は自分に相応しい身分や実力を知ることです。皆さんも同意見かと存じますが、私も身分に関しては否定的な考えです。ですが実力に関してはその限りではないかと。自分の実力も知らずにキャリアを考えるのは時期尚早と私は説きます。手順としてはキャリアを考えてからキャリア教育を受けるべきですが、その第一歩を踏み出す段階で自分の実力を正確に把握しておく必要があると言えます。
自分の現在の実力ならびに将来的に獲得可能な実力を知らずにキャリア教育をするのは危険です。画家の才能が無いのに10年間ずっと絵の修行をさせても徒労に終わります。無駄なキャリア教育をさせる前にまずは適職診断や才能値の測定をすべきでしょう。世の中、努力だけではどうにもならないことは本当に多いのです。
ただし諦めさせるという意味においては職業体験は実に有用です。早めに無理だと悟らせて別の道に進めさせます。もしくはより小さい目標にさせます。大谷翔平を超える野球選手になりたいと言っている子供が居たとしたら妥協して山足達也あたりを目標にさせましょう。
「身の程を知らせる」意味においてもキャリア教育はとても有用と考えます。